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各種センター・チーム医療のご紹介

周産期母子センター

写真:周産期母子センターの写真

新生児集中治療室(NICU)は新病院開院の平成25年5月より稼働しています。生まれてくる赤ちゃんに治療が必要と予想されれば、分娩前に産科に入院していただき(母体搬送)、より高度な分娩管理と出生直後からの新生児集中治療を行います。NHO佐賀病院、佐賀大学病院と連携しながら佐賀県内の新生児治療を行っています。

平成28年度に佐賀大学病院とともに佐賀県地域周産期母子医療センターに認定され、名実ともに佐賀県の周産期医療を担う中心的な施設の一つとなりました。

診療の特徴

  1. 好生館での分娩のメリットは安心です。夜中の緊急帝王切開など、24時間体制で対応します。
  2. NICUには人工呼吸器を整備し、24時間体制で呼吸循環管理などの高度集中治療を行います。
  3. NICUでは心臓病などの先天性疾患や概ね在胎34週以上の早産児の診療を小児科医が担当します。
  4. 好生館の特徴は外科治療で、佐賀県唯一の独立した小児外科を有しており、新生児外科疾患の多くが好生館で治療を受けています。
  5. 診療チームの周産期カンファレンスを毎週行って連携を強化しています。
  6. 医療相談係、佐賀市・佐賀県の福祉担当者とともに患者様の支援検討会を行っています。

診療チームの紹介

  • 産科医、小児科医、小児外科医、研修医、看護師、栄養士が担当します。
  • 高度で多岐にわたる医療を提供するため、麻酔科医やMEセンター、相談支援センターが協力します。

当院NICU入院症例の多くは早産児や低出生体重児ですが、大きな特徴は佐賀県内唯一の独立した小児外科を有している施設である点で、小児外科医と小児科医が連携して新生児外科治療にあたっています。
令和元年度の診療実績は、産科部門は、総出生数 236例(昨年度243例)であり、うち98例(41.5%)が帝王切開でした。そのなかで、早産が26例、双胎は1例でした。近年はコンスタントに200例以上の出生数を維持しています。(詳細は産婦人科の診療案内を参照)

小児科部門は、85例の入院症例がありました。主な診断は早産児・低出生体重児 43例、新生児仮死・呼吸障害 14例、新生児黄疸 10例、循環器疾患 3例でした。
小児外科部門は、6例の新生児に対し外科手術が施行されました。内訳は、腸閉鎖症3例、卵巣嚢腫1例、腹壁異常1例、肥厚性幽門狭窄症1例でした。