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佐賀県医療センター好生館

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脳出血

脳出血と内科治療

脳出血とは?

脳出血とは何らかの原因により脳の血管が破れてしまい、脳の中に出血を起こす病気です。血管から溢れた血液は血腫という血の塊を作り、その血腫が脳に直接ダメージを与えたり、また、血腫が大きくなることや脳のむくみ(浮腫)により頭蓋骨の中の圧が高まり、正常な脳を圧迫することで脳の機能に様々な障害が生じます。日本では脳卒中における脳出血の占める割合は20%程度ですが、時には死に至ることもあり非常に重要な救急疾患です。

脳出血の症状は?

脳出血の症状は出血を起こした場所や出血量によって異なります。多くの場合、頭痛、吐き気、嘔吐、片側の口角と手足の運動麻痺、感覚障害、呂律が回らないなどといった様々な症状が起こります。ほとんどの場合、前触れもなく突然起こる症状です。出血量が多い場合や出血部位によっては意識障害を呈し、昏睡状態に陥る場合もあります。

脳出血の原因は?

脳出血の原因は主に高血圧です。脳の中の細い血管は脆く、さらに血圧の負荷が強くかかる場所であるため、長期間の高血圧にさらされるとより一層脆くなります。そうすると、脆くなった血管の壁の一部に裂け目ができ、その部分にさらに圧が加わることで血管が破裂して脳出血を引き起こします。
また、高血圧とは関係なく、先天的に血管の脆弱性(脳動静脈奇形など)を持っている場合や、加齢により発生する異常蛋白(アミロイド)が血管に溜まることで血管が脆くなる場合も脳出血の原因となります。

脳出血が起こる部位は?

脳出血の起こりやすい部位はある程度決まっており、頻度の高い部位とそれぞれの症状の特徴をお示しします。

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  • 被殻(ひかく)出血
    頻度は最も高く、脳出血の40-50%程度を占めます。頭痛、片麻痺、半身感覚障害、顔面神経麻痺が多く見られます。
     
  • 視床(ししょう)出血
    脳出血の30%程度を占めます。頭痛、片麻痺、半身感覚障害、顔面神経麻痺、意識障害が多く見られます。
     
  • 皮質下(ひしつか)出血
    脳出血の10-20%程度を占めます。頭痛、嘔吐、半盲、片麻痺が見られます。
     
  • 小脳(しょうのう)出血
    脳出血の10%程度を占めます。頭痛、嘔吐、運動失調が見られます。
     
  • 橋(きょう)出血
    脳出血の10%程度を占めます。頭痛、意識障害、片麻痺または四肢麻痺、半身感覚障害、外転神経麻痺が多く見られます。

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脳出血の診断は?

脳出血の診断は頭部CT(computed tomography)を用いて行います。頭部CTにより脳の輪切りを連続した断層写真として観察することが可能であり、脳出血は下図のように白く映り、比較的簡便に診断が可能です。

内科的治療

脳出血急性期は外科的治療の有無に関わらず、降圧薬による血圧のコントロールが基本となります。脳出血急性期に血圧を下げる目的は血腫の増大や再出血を予防するためです。最近の研究からはQOLや機能予後を改善させる可能性があることから、収縮期血圧140mmHg未満を目標とした迅速で積極的な降圧が推奨されています(N Engl J Med 2013)。脳出血急性期には迅速に血圧を下げる必要があり、点滴の降圧薬の持続投与を行うケースが多いです。日本では最近まで添付文書上、脳出血に使用することができなかったニカルジピンという点滴による降圧薬の安全性が評価され(J Hypertens 2012)、添付文書上でも使用可能となりました。また、大きな脳出血では脳がむくむ(脳浮腫)ことにより頭蓋骨内の圧(頭蓋内圧)が高まり、正常な脳組織を圧迫することで致命的になりうるため、脳浮腫を改善させる薬を使用する場合もあります。

脳血管内科医長 石束光司
部長  上床武史

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