本文へジャンプする

佐賀県医療センター好生館

文字サイズ:
小さく
標準
大きく

TEL:0952-24-2171 
FAX:0952-29-9390

〒840-8571 佐賀市嘉瀬町大字中原 400

交通アクセス

English

トップページ > 診療部門のご紹介 > 診療センター > 脳卒中センター > 脳梗塞 > 脳血管内治療

脳梗塞

脳血管内治療

脳血管内血栓回収療法

どのような治療か?

この治療は、前項の脳梗塞の治療の中の、血栓溶解療法(tPA療法)とも関係が深い治療です。脳の血管が急に血栓(けっせん)で詰まるような場合が多い心原性脳梗塞(脳梗塞とは?の項参照)に対して、tPAが効かなかったり、tPAの適応がない症例に行う場合が多い治療です。以下にお示しするような、径が1mm以下から3mmの太さの、全長150cm前後の細長い管(カテーテル)を、主に足の付け根から血管の中に挿入して行います。詰まっている血栓を、カテーテルを用いて吸引(きゅういん)したり(図1、2)、金網の筒のようになっている血栓除去デバイス(ステント)を用いて、回収除去したりすることで(図3)、再び脳血流を再開通させることを目的とします。

catheter.jpg

 

どのような方に適応になるか?

先の説明のように、脳の血管が急に血栓(けっせん)で詰まるような場合が多い心原性脳梗塞(脳梗塞とは?の項参照)に対して、tPAが効かなかったり、tPAの適応がない症例に行う場合が多い治療です。時間(症状が出てから少なくとも8時間以内)、閉塞していく血管の大きさ(内頸動脈、中大脳動脈、 脳底動脈)、症状の強さ(神経症状のスケールでNIHSS8点以上)、脳梗塞に陥っていない脳の広さ(DWI-ASPECT)、発症前の後遺症の有無(mRS)などを考慮して、脳血管内血栓回収療法を行うか決めます。当院では、以下のような治療適応を判断するフローチャートを参考に治療適応を判断します。

flow.jpg

実際の症例の治療

  • 59歳(男性) 突然、言葉がでなくなり、右の手足が動かなくなった。(NIHSS22) 59mri.jpg

tPA治療を症状が出て1時間50分で投与開始。内頸動脈という太い血管がつまっていると考え、血栓回収療法を行うことに。

59mri_2.jpg

治療後、リハビリも行い、ほぼ後遺症無い状態で自宅退院された。

すべての方に適応または効果を見込める訳ではありませんが、うまく治療可能であれば、重篤な神経症状を軽減・改善することができます。 

脳血管内科部長 上床武史

 

頸動脈ステント留置術

頚動脈ステント術は、症候性、無症候性の頚動脈狭窄症に対して行われる治療です。1990年代に脳梗塞発症のリスクが高いと思われる頚動脈狭窄症に対して、頚動脈内膜剥離術(CEA)を行うと、脳梗塞の再発が抑えられるという報告があり、(NACET ACAS)幅広く行われるようになりました。頚動脈ステント留置術(CAS)は、狭窄した頚動脈をカテーテルで血管の中からバルーンで広げ、ステントという金属の筒でプラークを押し広げる治療です。日本では15年ほどまえに始まり、2008年に保険収載となり、近年急速に普及している治療法です。

 

stent.jpg

※頸動脈ステント留置術


問題なく終わると、手術時間も短く、切らずに頚動脈狭窄症を治療するため体への負担が軽く行うことができます。現時点では以下に示す頚動脈内膜剥離術(CEA)に高いリスクを伴う患者さんに第一に適応があります。

  1. 重度心疾患
  2. 重度肺疾患
  3. 対側の頸動脈閉鎖
  4. 対側の喉頭麻痺
  5. CEA後の再狭窄
  6. 頸部手術後
  7. 放射線治療後の狭窄
  8. 高位(分岐部第2頸椎)または低位(鎖骨下)頸動脈病変

2010年のCREST study では無症候性、症候性の頚動脈狭窄症に対する頚動脈ステント留置術(CAS)が頚動脈内膜剥離術(CEA)と同等の成績であることが示されました。
しかし上記の試験でも示された通り、手術前後の脳梗塞の発生率が若干高いことが頚動脈ステント留置術(CAS)の問題点でもあります。
現在はMRI検査、超音波検査等で頚動脈ステント留置術に向かない、不安定プラークの診断を併用することで、低い合併症で治療を行う努力がなされています。
頚動脈狭窄症に関しては、外科手術である頚動脈内膜剥離術(CEA),頚動脈ステント留置術(CAS)そして何より、内科治療、の選択を患者さんごとに合わせて行っていくのが大事な治療方針となります。

 

脳神経外科医長 溝上泰一朗

診療科
診療センター
救命救急センター
脳卒中センター
外傷センター
ハートセンター
周産期母子センター
リハビリテーションセンター
がんセンター
ブレストセンター
小児がん支援センター
中央診療部門
診療支援部門
看護部門
事務部門

ご案内

外来診療受付時間:
(月~金)8:30~11:00

相談支援センター:
(月~金)8:30~17:15

ページの先頭へ戻る

個人情報の取扱いについてサイトポリシーリンク集サイトマップご意見・ご感想