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脳梗塞

脳梗塞と内科治療

 脳梗塞とは?  

脳梗塞とは、脳の血管がなんらかの原因で詰まってしまうことで、脳の細胞に酸素を運ぶ血液が届かなくなり、脳の細胞が死んでしまう病気です。また、一時的に脳の血管が詰まってしまって、脳梗塞と同様な下記の症状が一時的に出現することを一過性(いっかせい)脳虚血発作(略してTIA)といいます。脳卒中の中でも最も患者数が多い病気であり(図1)、意識が悪くなったり、手足が動かなくなったり、言葉をがしゃべることができなくなるといった症状がでます。

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図1)1)本邦における脳卒中の頻度

 

 脳梗塞の原因は?  

脳の血管が動脈硬化(どうみゃくこうか)を起こしてしまうと脳梗塞を起こしやすくなります。この動脈硬化の原因として、高血圧、糖尿病、脂質異常症(高コレステロール血症)、肥満、喫煙などが挙げられます。また、心臓に不整脈のうち特に心房細動(しんぼうさいどう)という不整脈があると、心臓にできた血栓(けっせん=血液のかたまり)が脳に流れてきて脳の血管を詰まらせることもあります。

 脳梗塞の種類は?  

以下にお示しする主に3つのタイプの脳梗塞があります。

ラクナ梗塞

脳の中の穿通枝(せんつうし)という最も細い血管(200-400μm)が動脈硬化で詰まってしまうタイプです。日本やアジア人に多いとされています。

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アテローム血栓性梗塞

脳や脳の中につながる比較的太い血管(2-4mm)にできた動脈硬化による血管の狭いところ(狭窄)が原因で、血管自体がつまったり、細いところの末端の血流が悪くなったり、細いところにできた血栓が末端の血管に詰まったりします。

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心原性梗塞

不整脈などが原因で心臓にできてしまった血栓が、心臓からの血液の流れに乗って 脳の血管に運ばれて詰まるタイプです。3つのタイプの中で最も突然症状が出現して、最も重症となることが多いです。

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1)小林 祥泰. 他 脳卒中データバンク2009. 東京:中山書店;2009

 脳梗塞治療の基本

脳の血管が詰まってしまうと、脳の細胞は急速に壊死(えし)して脳梗塞になってしまいます。ですから、治療はできる限りはやく行うということが治療の基本になります。治療方法によっては詰まってからの時間が経ちすぎると、行うことができないものもあります(→3、脳梗塞治療の実際の項参考)。脳梗塞に限らず、脳卒中の症状が認められる場合には、迷わず救急車を呼んで、脳卒中センターなどの専門病院に搬送して診断と治療を行う必要があります。

 脳梗塞治療の考え方

脳梗塞の治療は2つの大きな考え方に沿って行います。
一つは詰まった血栓を一刻もはやく溶かすまたは取り除くことで症状を改善させようとする治療です。
もうひとつは、再び脳の血管が詰まりにくくするために行う、再発予防としての治療です。それぞれを個別に行うだけではなく、各々詰まっている血管や詰まってからの時間、および脳梗塞の種類や状態によって適応可能な治療を組み合わせて治療に当たります。 その他にも、脳梗塞になりかかっている脳細胞を保護する脳保護薬の点滴や脳のむくみや腫れ(はれ)を軽減する点滴の治療などがあります。

 脳梗塞治療の実際(内科的治療を中心に)

急に詰まった血栓を溶かす、または取り除く治療 

この治療は発症早期で適応がある症例にのみ行える治療です。特に時間に関する制限があるため、急いで治療可能かどうかを判断する必要があります。

図 tPA静注療法のおおまかな概要

 

再び脳の血管が詰まりにくくする治療

脳梗塞を起こして早期から行う場合と、落ち着いてから行うものがあります。特に内服薬はいずれの治療方法を行っても必ず継続が必要です。

  •  内科的治療→抗血小板薬や抗凝固薬(それぞれ血液をサラサラにする薬剤)の点滴や内服を行います。脳梗塞の原因となる動脈硬化を作る高血圧、脂質異常症、糖尿病などに対する内服治療、また心臓に血栓をつくる原因となる心房細動などの不整脈の内服治療や管理を行います。
  • 外科的治療→ 動脈硬化が原因の脳梗塞では、動脈硬化による狭窄や閉塞に対して、後述の頸動脈内膜剥離術や頸動脈ステント留置術、バイパス術を行う場合があり、行う時などを検討しながら行います。
    詳しくは頸動脈内膜剥離術頸動脈ステント留置術バイパス術をご覧ください。

このような、様々な治療を行って脳梗塞の治療・再発予防を行います。

 

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