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東芝製320列CT装置(Aquillion ONE)と64列CT装置(Aquillion64)があります。
一回転で全脳をスキャンすることができます。3次元データに時間軸を加えることにより、動態診断が可能となります。これは動脈相から静脈相にいたる血管撮影のような動態映像が撮影できることを意味します。また、時相差のない全脳Perfusionも可能です。血管撮影やSPECTの撮影が難しい症例などに威力を発揮します。
PHILIPS社製Ingenia3.0TとAchieva1.5T A-seriesがあります。 2台のMRI機器により365日24時間のMRI撮影が可能です。MRIはとくに脳梗塞の病巣把握や病型診断、急性期再開通療法の適応決定に威力を発揮します。当館では脳卒中の患者さんが救急車で来院された場合、まず、頭部CTで出血の有無を確認し、脳梗塞であれば、tPA静脈内投与の適応を決定します。そして、tPAの静脈内投与を行いながら、MRIの撮影を行い、脳血管内治療による急性期脳血管再開通療法が行えるか検討します。
脳血管系で使用する血管撮影装置はPHILIPS社製Alura Xper FD20、SIEMENS社製Artis zee TAとハイブリッド手術室にはPHILIPS社製ハイブリッド手術室対応Allura Xper FD装置があります。ハイブリッド手術以外では診断血管撮影と局所麻酔下の脳血管内手術が行われます。いずれの装置もフラットパネルで3Dプラットフォーム対応でCTライクイメージが撮影可能です。3D画像を撮影することにより、ベストアングルでの血管内治療が可能となります。
GE社製Infinia Hawkeye 4 があります。
脳血流シンチグラフィーは、脳の血流が十分かどうか、その分布の仕方などを調べることができます。
動脈硬化やもやもや病など脳血管が狭窄している場合に、脳血流の低下がみられ、脳梗塞発症のリスクを予測することができます。