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今嶋 尭志

研修医2年目の今嶋です。
私は九大病院-協力病院プログラムの2年目研修医として好生館にやってきました。好生館に来てちょうど1年経ちますが、この病院で研修できたことは非常に幸運なことでした。ありがとうございました。

好生館を選んだのは、研修医1年目の冬ごろでした。複数の協力病院の候補の中から第一志望で好生館に来ることができました。私が好生館を選んだ点、選んで良かった点をいくつか記そうと思います。

1. 一か月単位でローテートすることができる
好生館では、1か月を基本単位としてローテートします。ローテートの期間というのは2か月でも短いくらいで、1か月だけで出来るようになることは多くないです。しかし、それほど深くなくとも、広く見ることは大事です。専門的なことは3年目になって頑張りましょう。僕も頑張ります。ジェネラリストとしての目線は、そうした総合診療あるいはプライマリーケアを専門にしない医者であってもある程度持つべきもので、ちらっとでも何かを見たことがあるという事実は、それを裏付けてくれると信じています(内科専門医の経験症例という点でも極めて重要です!)。もちろん何か月、何年と勉強してあまりある深みはどの診療科にもあるわけですが、他の病院と比較すると、この点は特徴の一つです。

2. 症例の幅が広い
好生館は、あえて言えば地方都市の中核的な中規模病院だと思います。好生館の病床数は450床ですが(大学病院などの大規模病院はおおよそ1000床くらい)、これは病院全体に目が届く規模です。すべての職員の顔を、なんとなくでも見たことがある気がします。そうした病院の働きやすさは、大学病院で1年間を過ごした後だと痛感しました。
また、福岡市など周辺に医療資源がそれなりに足りていると、病院の特徴(「ここに強みがある!」)が比較的はっきりしている印象があります。得手はともかく不得手は困りますが、好生館でそうした弱みを感じることはありませんでした。それは地方都市の中核病院ゆえに負うべき責任が重く広いということがあるのでしょう。
そうした意味で、たすきがけの候補地として愛媛や宮崎の病院も考えていましたが、好生館で研修できて非常に幸運でした。

3.住みやすい・働きやすい
とにかく住みやすいです。病棟に何かがあった時にすぐに対応できるかどうか、あるいは朝ギリギリまで寝られるかどうかを重視する人にとってはもってこいです。また、スタッフの方々には研修医に対して非常によくしてくださり、楽しく働くことができました。感謝が尽きません。本当にありがとうございました。

ところで、他の病院の研修医などと話していると、それなりの規模の研修病院では、そうは言っても医療・教育レベルに圧倒的な差はないように感じます。したがって、働きやすい(住みやすい)ところ、という条件はかなり大きいと思います。勉強会など、研修医のサポートも非常に優れています。すぐれた臨床力を身に付けたいのであれば、好生館はあなたの志望する研修病院に限りなく近い施設でしょう。

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