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佐賀県医療センター好生館

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FAX:0952-29-9390

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好生館コラム

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第47回 第一種感染症指定医療機関としての好生館の役割

感染制御部 部長 福岡麻美

  感染症のなかには、届出など特別な対応が必要なものがあります。「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」(感染症法)では、病原体の感染力の強さや病気の重篤度などから、感染症を一類~五類感染症、指定感染症、新感染症、新型インフルエンザ等感染症の8種類に分類しています。(表1)

表1.感染症法で規定されている感染症

感染症類型 感染症の名称 感染力や重篤性からみた
危険性など
1類感染症
(7疾患)
エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、痘そう、南米出血熱、ペスト、マールブルグ病、ラッサ熱 危険度が極めて高い
2類感染症
(5疾患)
急性灰白髄炎、結核、ジフテリア、重症急性呼吸器症候群(SARSコロナウイルスに限る)、鳥インフルエンザ(H5N1) 危険度が高い
3類感染症
(5疾患)
コレラ、細菌性赤痢、腸管出血性大腸菌感染症、腸チフス、パラチフス 危険性は高くないが、特定の職業への就業において、集団発生を起こしうる
4類感染症
(43疾患)
E型肝炎、ウエストナイル熱、重症熱性血小板減少症候群(SFTSウイルスに限る)、鳥インフルエンザ(H5N1, H7N9を除く)、日本脳炎、マラリア、その他37疾患 動物や飲食物を介して感染するが、ヒト-ヒト感染はまれ
5類感染症
(43疾患)
アメーバ赤痢、ウイルス性肝炎、後天性免疫不全症候群、先天性風疹症候群、風疹、麻疹、その他37疾患 動向調査により感染の発生・拡大を防ぐ必要がある
指定感染症 鳥インフルエンザ(H7N9) 危険度が高い
新感染症   危険度が高い
新型インフルエンザ等感染症 新型インフルエンザ、再興型インフル エンザ 危険度が高い

網かけ:第一種感染症指定医療機関が担当する感染症

  このうち一類感染症は感染力、罹患した場合の重篤性等に基づく総合的な観点から見た危険性が極めて高い感染症であり、当該患者さんは感染まん延防止のため、入院をしなければなりません。一類感染症患者さんの入院を担当する感染症指定医療機関が「第一種感染症指定医療機関」であり、これと併せて二類感染症、新型インフルエンザ等感染症の患者の入院も担当することになります。

好生館は平成25年5月の新病院移転と同時に、佐賀県内で唯一の「第一種感染症指定医療機関」に指定されました。県内で一類感染症、二類感染症(結核以外)、新型インフルエンザ等感染症の患者さんが発生した場合、入院を担当することになります。

  これらの感染症に対応できるよう、当館は通常の外来と離れた救急外来の一角に感染症外来を設けており、患者さんは外のドアから直接診察室に入ることができます(写真1)。入院の場合は病院の外を通って感染症患者専用のエレベーター入口から館内に入り(写真2)、専用エレベーター(写真3)で速やかに8階東病棟の感染症病室に移動することが可能です(写真4, 5)。この間感染症患者さんが、他の患者さんや医療従事者と接触することはありません。第一種感染症病床は2床あり、前室付の陰圧個室(室内の空気が外部に流出しないように気圧を低くした部屋)となっています(写真6)。このほかに、第二種感染症病床6床も備えています。

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  幸いこれまでは、佐賀県に直接「わが国に常在しない感染症」が侵入する可能性はほとんどありませんでした。しかし佐賀空港の国際空港化に伴い、今後様々な国から乗客等が入国することになると、佐賀空港から感染者が入国する可能性が高まります。佐賀空港が検疫飛行場に指定されたことを受け、昨年12月20日に福岡検疫所佐賀出張所が開設されました。

  今後佐賀空港において新型インフルエンザ等の患者が発生した場合の対策を充実させるために、1月26日福岡検疫所、佐賀県(佐賀中部保健福祉事務所、衛生薬業センター、健康増進課、警察本部)と当館の合同で検疫措置訓練が実施されました。佐賀空港の検疫において新型インフルエンザ等を疑う患者が発見されたとの想定で、疑い患者が患者搬送車で当館に搬送され、患者受入訓練を行いました。医師、看護師、放射線技師、検査技師、栄養士、事務職員等が参加し、①関係機関との連絡体制、②患者さんの動線、③診察、処置、検査(レントゲン、心電図)、検体搬送、食事提供の手順、④他の患者さんや医療従事者への感染を防ぐ手順の確認等を行いました(写真7)。

  中国では冬になって再び鳥インフルエンザA(H7N9)が増加傾向です。佐賀は地理的にも中国に近く、定期便も就航しています。今後万が一の場合に備え、いつでも対応できるよう準備を進めていきたいと思います。

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患者さんへのお願い

好生館は主に専門的な医療や救急医療を担当する病院です。症状が安定しましたら、お近くの「かかりつけ医」をご紹介いたします。(その後は「かかりつけ医」と相談のうえ、必要に応じて当館を受診していただくことになります。)
皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。
好生館は、地域の「かかりつけ医」の先生方と連携して、患者さんへのより温かい充実した地域医療の提供に努めてまいります。

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