理念と方針
役員のご挨拶
理事長
樗木 等(おおてき ひとし)
好生館の平時の医療応需を目指しています
平素より大変お世話になっております。 7月は6日小暑、22日大暑と"夏本番"の節気です。年ごとに酷暑となり、WHO警告の「地球温暖化から地球沸騰化へ」を感じます。異常気象、線状降水帯で豪雨となり、災害に直結することも多くなって心配です。天災、人災で山河の形態が保てなくなると国の形態が保持できなくなります。ここは人間の踏ん張りどころです。 5月連休明けより、病院棟北側に3階建増築棟の準備工事などが始まりました。嘉瀬地区の新病院に移転して10年経過しましたが、近年求められる高度救急医療、危機災害医療の充実や、人材育成環境の狭隘化などに対応を余儀なくされました。平時の医療と並行して工事を進めますので、通路が狭小となったり、救急外来受診の際などご不便をおかけします。 2024年4月より医師の時間外労働上限規制が始まり、トリプル改定のひとつとして6月から令和6年度診療報酬改定が施行されるなど、様々な制度が一斉スタートしました。多くの制度の遵守すべき事項を踏まえ、丁寧に医療提供ができることを目指しています。改めまして、好生館の理念「病む人、家族、そして県民のこころに添った最良の医療をめざします」を中心に置きたいと思います。今後とも好生館のご指導ご支援をよろしくお願いいたします。
令和6年7月19日発行「好生館だより63号」より
館長
田中 聡也(たなか としや)
学問なくして名医になるは覚束なきことなり
平素より大変お世話になっております。 今年の夏は、寝不足になりながらテレビにかじりつき、パリオリンピック・パラリンピックでスポーツの素晴らしさを再確認いたしました。2大会連続でメダルを獲得した選手がいる一方、メダル候補とされながら惜しくもメダルを逃した選手もおられました。また、これまでなかった新しい競技も見ることができました。同様の感動を10月5日から始まる国スポや10月26日から始まる全障スポで味わえることを期待しています。大会での活躍は、日々の研鑽の賜物だと感じます。日々の努力が見ている側に伝わってくるからこそ多くの観客に感動を与えられるのだと思います。 好生館の設立の理念の一つに「学問なくして名医になるは覚束なきことなり」があります。これは1806年に佐賀藩校弘道館の教授であった古賀穀堂が著した「学政管見」の中で医学教育の必要性を訴えた一説です。現在は、「学問なくして良き医療者になるは覚束なきことなり」と解釈して、この理念を継承しています。4月に入職した新人も日々研鑽を重ね、好生館を支えるスタッフへと成長していっております。新人以外の職員も同様に良き医療者を目指し努力を継続しております。今後とも好生館のご指導ご支援をよろしくお願いいたします。
令和6年10月9日発行「好生館だより64号」より
「好生館の使命と挑戦 - 第16代館長就任ごあいさつ -」
管理職の紹介
副館長:前 隆男
県民の皆様や地域の医療機関に安心を与えられるような病院作りや医療連携に取り組んでいきます。特に救急医療に関しては病院単位ではなく地域で完結するような連携を構築し、無駄のないシームレスな一連の治療を行うことで、効率的かつ効果的な医療に取り組んでまいります。
副館長:内藤 光三
医療安全と感染制御は、病院が良質な医療を提供するにあたって最も重要なテーマです。また多職種が働いている病院では、コミュニケーションエラーが医療に起因する有害事象の発生に繋がります。患者さんとご家族が安心して好生館で治療を受けられるように、全職員が医療の質と安全に高い認識を持ちチームとして医療を提供できるように取り組んでいく所存です。
副館長:緒方 伸一
ご紹介頂いた患者さんには最良の医療を提供します。地域医療のお役に立てるよう精進して参りますので、今後とも宜しくお願いいたします。