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各種センター・チーム医療のご紹介

脳卒中センター

写真:脳卒中センターの写真

今年初めからのコロナウィルス禍は当館にも大きな影響を与えています。ただ脳卒中はやはり救急医療の対象だけあって患者さんの数はそこまで減っておらず、どうやら我々は不要不急の範疇ではなかった、と胸をなで下ろしているところです。
さて好生館脳卒中センターは設立から6年が過ぎ、総合的な視点とスピード感を以て昨年度も緊急血行再建件数を維持しながらも、新脳外科部長の松本先生の下で開頭手術の件数も増えています。単なる数字稼ぎではなく、検証に足る適応下での成績です。協力していただいたすべての皆さんに改めて感謝したいと思います。
コロナウィルスに話を戻すと、防護具がない中で無理して発熱患者を診ることも、体調が悪い中で発熱をおして働くといったことも、もはや美談でもなんでもなくなりました。世界は変わってしまったのです。しかし歴史を振り返ると、黒死病の後にルネッサンスが興ってきたように従来を見直し新しい価値が生まれてくる機会でもあります。将来の検証のためにデータをきちんと残し、本当に大事なことを見極めることは脳卒中医療においても重要なことです。私たちは目の前の患者さんのことだけではなく、未来に確かな何かを残していくことも目指していきたいと考えています。引き続き皆様の協力を賜れば幸いです。