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呼吸器内科:cryobiopsy
クライオバイオプシーとは
クライオバイオプシーは、凍結剤(二酸化炭素)で冷却したプローブを組織に接触させることにより気管支・気管支末梢組織及び気管支内の痰や血の塊等の異物を凍結させ、組織の採取及び異物除去を行うことができます。
特徴
生検鉗子を用いた場合と比較すると、クライオバイオプシーによって採取されたサンプルはサイズが大きく、また血液などの異物が混入しづらいことが特長です。
プローブは軟性であることから主気管支、細気管支及び経気管支組織ほぼ全域にアクセスすることが可能です。
対応疾患
間質性肺疾患や肺癌の診断
よくあるご質問
日本ではいつから使用されていますか?
日本では、2017年3月に生検用の医療用機器として薬事承認されました。
クライオバイオプシーの利点は何でしょうか?
非常に診断率が高まります。
- 生検の採取において質・量ともに十分なサンプルが採取可能
- 組織の挫滅や血液の混入が少ない。
- 細胞の損傷を低減
- 気管支内、経気管支生検への対応が可能
プローブ先端の内側にCO2を流して温度を急激に下げる(-45℃)ことで、接触する組織を凍結させて採取します。