最新治療のご紹介
循環器内科:エキシマレーザー療法
エキシマレーザーは、非熱的な物理的エネルギーにより分子結合に直接作用し分解することで、動脈硬化組織を蒸散させる治療法です。血管内の病変を効率的に除去しつつ、冷光源で周囲組織へのダメージも最小限に抑えられるため、患者さんの負担も軽減されます。
佐賀県医療センター好生館では、2024年12月に、佐賀県で初めてエキシマレーザーを導入。冠動脈領域においては、慢性完全閉塞病変(CTO)、高度石灰化病変、ステント内再狭窄(ISR)、血栓性病変等に対して、また、下肢動脈領域においては、ステント内再狭窄(ISR)に対してエキシマレーザー治療を施行しており、その成績は良好です。
当館では、「ハートチーム」が一丸となり、エキシマレーザー治療の安全な施行に努めていますので、上記の病変が疑われる患者さんがいらっしゃれば、ぜひ循環器内科へのご紹介をご検討ください。
動画:エキシマレーザーによる硬化組織の蒸散イメージ
エキシマレーザーを用いた植込デバイスのリード抜去術を提供予定
細菌感染や余剰リード、リード断線などの理由でリードを抜去せざるを得ない状況がありますが、体内に長期間留置され、組織と癒着したり高度に石灰化したリードの抜去には困難が伴います。癒着組織等を精密に除去することができるエキシマレーザーは、そうしたリードの抜去においても威力を発揮します。
当館では、近日中に、エキシマレーザーによる"迅速"で"低侵襲"なリード抜去術の提供を予定しています。リードマネジメントにお困りのことがあれば、どうぞご相談ください。
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