最新治療のご紹介
産婦人科:骨盤臓器脱に対する先進の手術療法
骨盤臓器脱が進行すると、下垂感、排尿障害等の日常生活に大きな支障を来す辛い症状が現れ、QOLが悪化します。佐賀県医療センター好生館では、リングペッサリーを用いた保存療法に加え、保険診療として、骨盤臓器脱に対する先進の手術療法を積極的に実施しています。
手術支援ロボット Da Vinci
当館産婦人科では、2021年9月にDa Vinciを用いたロボット支援下手術を導入。2024年6月までに112例のロボット支援下手術を実施しており、その成績は良好です。 Da Vinciは、傷が小さい、出血量が少ないといった従来の腹腔鏡手術のメリットはそのままに、ロボットならではの多くの利点を兼ね備えており、患者さんに対し、精緻で質の高い手術を提供することが可能です。 当科では、Da Vinciを用い、ロボット支援下で「仙骨腟固定術」や「腟断端挙上術」を施行しています。
さらなる低侵襲手術 vNOTES
2022年6月より、お腹に一切傷が残らない「vNOTES」(経腟的腹腔鏡手術)を開始しました。 カメラや鉗子を腟から挿入し、摘出組織も腟から取り出すため、ダヴィンチを含む腹腔鏡手術よりもさらに低侵襲となり、術後の痛みや術後合併症も軽減されて、早期の社会復帰が可能です。
YouTube動画
「骨盤臓器脱って何?-女性の皆さんに知って欲しいこと-」
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