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医療支援部門・各部門のご紹介

検査部

写真:検査部

検査部では、患者さんから採取した血液や尿などの検体を分析する検体検査と、心電図や呼吸機能検査、超音波検査など患者さんの身体から直接得られる電気的・物理的な信号を記録し分析する生理機能検査を行っています。すべての患者さんについて受付から結果報告まで滞りなく行って正確な検査結果をできるだけ短時間で出せるよう努力するとともに、高度で先進的な医療を支えるために、それぞれの専門領域での知識の習得と技能研鑽を続けています。

患者さん向けのQ&A

臨床検査技師はどのような仕事をしていますか?

臨床検査技師の業務は法律に定められています。2018年12月に改正医療法・臨床検査技師等に関する法律(臨検法)が施行となり、臨床検査技師は、「医師又は歯科医師の指示の下に、人体から排出され、または採取された検体の検査として厚生労働省令で定めるもの(検体検査)および厚生労働省令で定める生理学的検査を行う」こととされました。この厚生労働省令(臨検法施行規則)は、広い範囲にわたる検体検査と生理学的検査を定めていますが、今後医療がさらに進歩することに伴い、検査業務は将来ますます多岐にわたり専門性が増していくものと思われます。

検査結果はどのように解釈されますか?

検査の結果は目安となる「基準値(または、基準範囲)」に照らして、その他の臨床情報と併せて臨床医が解釈し、診断や病態把握に用います。基準値は健康な方の95%方が示す検査値の範囲ですので、基準値から外れていても必ずしも何らかの疾患があるわけではありません。また、用いる検査方法により測定値が違ってくるので、基準値は施設ごとに定められています。
一方、検査結果が一定の値を超えるか否かで検査陽性/陰性を判定する「病態識別値(またはカットオフ値)」が用いられる検査では、検査の特性である「感度(陽性検体を陽性と判定できる割合)」「特異度(陰性検体を陰性と判定できる割合)」に基づいて「陽性的中率(検査陽性と判定された場合に、真の陽性である確率)」「陰性的中率(検査陰性と判定された場合に、真の陰性である確率)」を算出することで、どの程度正しく診断できているかを知ることができます。
また、検査の結果、何らかの重篤な状態である恐れが想定されるほど大きく基準値から外れた際には、通常の報告とは別に「パニック値」として検査依頼した医師に緊急連絡をしています。

採血量、採血管の数はどのように決められていますか?

いわゆる「血液検査」として多くの患者さんについて行われている静脈血を用いる検査では、検査項目によって異なる処理を要するために、あらかじめ異なる処理剤が注入されている数本の採血管に採血します。採血量はそれぞれの処理剤が適切に働くために必要な最少の量となるようにしています。

臨床検査室認定「ISO15189」とは何ですか?

臨床検査を実施する検査室の技術能力を示す手段の一つとして臨床検査室の認定があります。国内では公益財団法人 日本適合性認定協会(JAB)が、国際規格「ISO 15189(臨床検査室-品質と能力に関する特定要求事項)」に基づいて審査・認定する唯一の機関です。好生館 検査部・輸血部・病理部は2015年12月に国内99番目の施設として初回認定され、現在も維持しています。

好生館検査案内書

資格認定一覧

高い専門性を維持し診療に貢献する為に、検査部では種々の認定取得を目指しています。現メンバーは次のような認定を取得しております。 (2024年1月現在)

  • 超音波検査士
    • 循環器:5名
    • 消化器:5名
    • 体表臓器:2名
    • 血管:4名
    • 健診:1名
    • 乳房:3名
  • 認定心電検査技師:2名
  • 心血管インターベーション技師:1名
  • 血管診療技師:1名
  • 細胞検査士:6名
  • 国際細胞検査士:4名
  • 認定病理検査技師:2名
  • 認定輸血検査技師:3名
  • 認定血液検査技師:3名
  • 認定サイトメトリー技術者:1名
  • 認定臨床微生物検査技師:3名
  • 感染制御認定臨床微生物検査技師:3名
  • 医用質量分析認定士:1名
  • 認定臨床化学‣免疫化学精度保証管理検査技師:2名
  • 二級臨床検査士
    • 微生物学:4名
    • 病理学:1名
    • 臨床化学:1名
    • 循環生理学:1名
    • 呼吸生理学:1名
    • 免疫血清学:2名
    • 血液学:2名
  • 緊急臨床検査士:14名
  • 認定救急検査技師:1名
  • 認定POCコーディネーター:1名
  • NST専門療法士:2名
  • 医療情報技師:1名
  • 有機溶剤作業主任者:3名
  • 毒物劇物取扱主任者:8名
  • 特定化学物質・四アルキル鉛等作業主任者:3名
  • 第一種衛生管理者:1名
  • がんゲノム医療コーディネーター:4名
  • 肝炎コーディネーター:1名