地産地消を元に、入院患者さんの病気への配慮はもちろん、おいしく楽しく喜んで食べてもらえる食事の提供を目指す「佐賀県医療センター好生館」と「体にいいものをより美味しく」をコンセプトに、こだわりの県産食材をふんだんに使った料理を提供する「さがレトロ館」。この2者のコラボレーションで誕生した一般的な病院食の枠を超えた地産地消メニュー、それが「さがランチ」です。
「さがランチ」監修にあたって
今回、好生館からこの話を聞いてレストランの食事を病院食として出せるだろうかというのが第一印象でした。しかし、好生館の多様な調理法が可能な厨房設備の見学、病院食の試食、意見交換等をとおして好生館の病院食に対するこだわりと気配りを感じました。「食を通して喜んで頂きたい」というコンセプトはレストランのお客様も病院の患者さんも同じであることから協力させて頂くことになりました。
ただ、レストランの食事を病院食として出すためには、一度に大量の調理、好生館のスタイルや提供の方法等を考慮する必要があります。すなわち、
- ① 一度に大量の食事を提供する必要性
- ② 佐賀の食材を使い、素材を活かしたシンプルな料理
- ③ 冷めてもおいしく食べられる料理
- ④ 好生館の厨房設備を活かした調理方法等
それらを踏まえて誕生したのが「さがランチ」です。
佐賀の旬の食材(今回は特別にJAさが様の直売所から供給された新鮮な食材)を使い、食べる喜びを感じる食事、そして健康にも配慮したヘルシーメニューという新感覚の病院食に仕上げることができました。
今後、旬の食材を使った季節を感じるメニューを3か月ごとに発表していきますので、ご期待ください。