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好生館での出産をお考えの方へ

妊娠中のこと

妊婦さんの外来

妊婦さん向けの外来は毎週「月・火・木曜日」にやっています。通常の妊婦健診は午前中、新規の妊婦さんは午後に受診していただくことになります。それぞれの曜日担当の医師が妊婦健診をしています。妊婦健診の他、自宅での妊娠検査で陽性が出たので産婦人科で診てもらいたい、などという方もお待ちしています。通常の妊婦健診は産婦人科医による超音波検査、診察などが終わった後、助産師による種々の説明、相談といった流れです。
妊婦健診にはご主人と一緒にみえるととてもよいと思います。お兄ちゃん、お姉ちゃんも大歓迎です。超音波検査で赤ちゃんの顔などが見えると、おなかの中には新しい家族がちゃんと育っているんだという実感が湧き、気分が盛り上がってきます。会うのが待ち遠しくなってきます。ご家族でその気持ちを共有していただきたいです。
妊婦健診は、妊娠24週までは4週間おき、その後36週までは2週間おき、それからは生まれるまで1週間おき、というのが目安です。もちろん何か気になる点がある場合は、もう少し詰めて健診を行います。


助産師外来

当館の妊婦健診は、医師の診察と助産師の面談がセットになっているのが特徴です。
毎回、医師がたっぷりと超音波検査をした後に、助産師とゆっくり話す流れとなっています。
助産師外来では
・定期的なメンタルチェック
・中期・後期の母親学級
・産後2週間健診と1ヶ月健診
を行っています。
その他、体に関すること・仕事に関すること・家庭に関することなどいろいろな相談をお受けします。
個室で個別に対応しますので是非いろいろとご相談ください。
出産や育児にむけ、心をこめてサポートさせていただきます。


妊婦健診について

妊婦健診というのは、母体、胎児の健康診断という意味で、とても大事なものです。日本はこの妊婦健診をとても丁寧にしているので、先進国の中でもトップクラスの低い周産期死亡率を維持しているといっても過言ではありません。逆に言うと、妊婦健診をおざなりにすると、危ないお産に臨む覚悟が必要になります。最近は未受診妊婦といって、妊婦健診をあまり受診しない妊婦さんが増えていることが問題になっていますが、実際にこのような場合には母体、児ともに危ないお産が明らかに増えることが統計上わかっています。今では、自治体に妊娠届を出すと妊婦健診の補助券がもらえるようになりましたので、経済的な負担もずいぶん減りました。積極的に妊婦健診を受診して、生まれる前から赤ちゃんの成長を見守りましょう。


妊娠中の車の運転について

妊婦さんの車の運転は危ないです。車の運転によって流産や早産になりやすくなったりすることはありませんが、運転能力は自分が思っている以上に落ちています。そのため、妊婦さんは交通事故を起こしやすいです。本当によくあります、妊婦さんの事故。反応がにぶくなっていたり、大きなおなかのために後方確認がしづらかったり・・・特に満期に近づいてくると突然おなかが痛くなったり破水をしたりということが運転中に起こりかねません。びっくりしてハンドル操作を誤ったりします。自分だけの問題ではなく周囲にも迷惑をかけかねません。お子さんを同乗させての運転などは非常にハイリスクです。
現代社会では自動車での移動ができないと不便極まりないことはよくよく理解できますが、できるだけ運転機会を減らす工夫をしましょう。またやむを得ず運転しなければいけない時は必ずシートベルトをしましょう。妊婦さんはシートベルトをつけなくても警察には捕まりませんが、やっぱり着けていたほうが事故の際には被害が少ないです。大きなおなかは、ちょっとしたはずみですぐハンドルにぶつけてしまいます。膨らんだおなかを避けるように正しく着用することが重要です。正しい着用の仕方は、ネットなどいろんなところで紹介されていますので参考にしてみるとよいと思います。