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診療科案内

血液内科

診療実績

2022年度に入院治療を行った延べ患者数は232人と昨年と比較し、37名増加しました。入院血液疾患患者の疾患内訳は表1に示しています。悪性リンパ腫、白血病、多発性骨髄腫が取り扱い3大疾患であることは例年通りです。最近では造血器腫瘍に対する有望な新規薬剤が開発され、入院治療の機会も増加しました。 現在、入院患者の高齢化が進んでいます。高齢者の造血器腫瘍では生体予備能が低下し、化学療法が難しいのですが、個人に応じたオーダーメイドの化学療法・支持療法を充実することで益々の長期生存例が出てくることを期待しています。また、積極的な治療だけではなく、緩和医療を含め、患者さんおよび家族の意向に沿うような形で治療を行っています。 血液内科スタッフ全員による朝の症例カンファレンス(毎日)、骨髄カンファレンス(検査科と共催、金曜日)、多職種による移植カンファレンス(随時)を行い、チーム医療を実践しています。

2022年度血液内科入院患者

疾患名 新規診断患者(人) 全入院患者(人)
悪性リンパ腫 56 92
白血病 23 51
多発性骨髄腫 7 20
成人T細胞白血病リンパ腫 4 4
骨髄異形成症候群 7

15

骨髄増殖性疾患 5 7
特発性血小板減少性紫斑病 10 14
再生不良性貧血 9 11
その他 9 18
合計 130 232

造血幹細胞移植(2022年度)

  • 自家末梢血幹細胞移植:6例
  • 非血縁者間骨髄移植:2例
  • 非血縁者間末梢血幹細胞移植:3例
  • 臍帯血移植:3例
  • 血縁者間末梢血幹細胞移植:8例

骨髄採取術(2022年度)

  • 非血縁者ドナー:7例