前田 裕美子
初期臨床研修医2年目(基幹型)の前田 裕美子です。
私は、大学6年生で研修病院を決める時期には、はっきりとは将来進みたい診療科を決めきれていませんでした。診療科が多く、比較的自由に研修のカリキュラムを組める病院がいいな、と思っていましたが、それを売りにしている研修病院は数多くあり、迷いに迷っていました。
焦った6年生の夏に、大学の先輩方に勧められたこともあり、とりあえず見てみようと思って、好生館の病院見学を申し込みました。
病院見学では、カリキュラムの説明や、いくつかの診療科を実際に見学する時間があります。しかし私が見学の中で一番印象に残ったのは、職員のみなさんがすれ違うときに笑顔で気持ちのよい挨拶をされていたことでした。この病院なら、忙しい研修で辛いことがあっても、前向きな気持ちで頑張ることができるのではないか、と思いました。
実際に働いてみると、最初は慣れないことばかりで大変でした。カルテ記事一つ書くのにも長い時間がかかり、採血するのにも緊張して手が震えて、情けない気持ちになることも多かったです。研修医の同期がみるみる力をつけていくのを見て焦ることもありました。
しかし、先生方の熱心な指導、スタッフの方々からの励ましのおかげで、私も少しずつ成長することができたかなと思います。
研修医の仲間といる時間は長く、楽しいことも辛いことも分かち合い、お互いに刺激し合える大切な存在となりました。
真面目な話ばかりになってしまったので、研修以外の生活の話も少しします。
私は大学時代には福岡市内でアーバンライフ?を謳歌していたので、佐賀県は田舎だし暮らすのが大変そう・・・と思っていました。しかし実際に住んでみると、日本最大規模を誇るゆめタウンには車で20分で行けるし、院内には夜12時まで開いているローソンがあるし、と意外と便利に楽しく暮らしています。
院内の窓から見る景色はほぼ田んぼですが、季節によって表情を変える美しい風景です。患者さんとのんびり外を眺めていると、とても心が安らぎます。バルーンフェスタの時期にはたくさんのバルーンが西側の窓から見えて、インスタ映えする写真が撮れました。
さらに、佐賀は佐賀牛をはじめとして食べ物もとても美味しいです。美味しいパフェ屋さんも多くて驚きました。研修を終える前に、佐賀グルメをもっと堪能しなければ、と思っている今日この頃です。運動もしなきゃなあと頭ではわかっているのですが・・・。
最後になりますが、研修をしていく中で、女性の様々な悩みに寄り添える産婦人科医になりたいと思うようになりました。目標に向かって、これからも一つ一つのことに丁寧に取り組んでいきたいと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
是非、見学にいらっしゃってください。