松尾 彰信
私は佐賀大学とのたすき掛けプログラムで、1年目を好生館で研修させていただいています。国家試験を終え、未熟ながらも医師として働かせていただくうちに早くも半年が経ちました。
医師としての仕事は学ぶことが多く、日々反省しながらその大変さを痛感していますが、やりがいもまた、感じられるようになってきました。
今までの研修の中で、私が感じた好生館研修の面白いところは、内科6カ月のローテーションを一月ずつ6科回るところです。このローテーションにより、研修中により広い範囲に渡る疾患を見ることができ、その診療の中で各科に則した考え方を学ぶことができました。
私は今現在で内科4科を研修させていただきましたが、それぞれの科で全く異なる仕事のスタイルがあり、それを体験できたことも良い経験になりました。その分各科の研修が1カ月という短い期間になるデメリットがありますが、内科に進む人にとっても、外科に進む人にとっても、面白い研修システムだと思いました。
また、一人一人に電子カルテを用意していただいている研修医室や、病院敷地内にある内装のきれいな寮など、恵まれた研修環境の中にあり、充実した研修をさせていただいています。
特に、研修医室に個々の電子カルテがあることは、日常の業務だけでなく、夜間や休日の業務においても非常に重宝しています。
他にも魅力はたくさんありますが、この体験記が研修先を迷っている方にとって、少しでも参考となれば幸いです。
好生館の研修を選択して本当に良かったと思います。ここでの研修は残り数カ月となりましたが、精一杯学んでいきたいと思います。