佐々木 康作
初期臨床研修医1年目の佐々木 康作と申します。
2019年12月現在、約9か月経験した好生館研修について、私の体験記を述べさせていただきます。
私は佐賀大学医学部の卒業生で、九州大学病院のたすき掛けプログラムにマッチングしており、1年目を関連病院である好生館、2年目を九州大学病院で研修を行う予定です。
私は学生の頃から将来的に総合診療医になりたいと考えており、common diseaseを多く経験できる研修を希望していました。その点で、好生館は佐賀県の中核病院として1次~3次救急まで幅広く症例を経験でき、また、学生実習で2ヶ月弱ほど臨床実習をさせていただいていたこともあり病院の雰囲気もある程度わかっていたので、研修先としてとても魅力的に感じ、研修医1年目は好生館を選択しました。
実際に臨床研修が始まって、個人的に好生館でよかったと感じたのは、walk-in当直と救急科3ヶ月の研修でした。研修病院によっては、研修医の救急当直はwalk-inと救急車を同時に診るところや、救急車対応のみのところもありますが、好生館では救急科3ヶ月は救急車の対応、それ以外の期間はwalk-in当直を月4~5回程度行うので、患者の緊急度にメリハリをつけて学ぶことができるのがよかったと感じました。
Walk-in当直は初めのころはとても緊張しましたが、頼りになる2年目の研修医の先輩と必ず一緒に当直をするので、あまり不安がらずに楽しみながら当直を経験できました。
救急科の研修では救急車症例を多く経験できるので、救急の場において不安定な状態の患者さんに対して臨機応変かつ迅速に対応していく感覚を身につけることができました。
前述のように救急外来の研修が充実しているという点以外に、好生館の研修で私が魅力に感じるのは、指導医の先生方やスタッフの方々が丁寧かつ親切に接してくださるところです。皆さん研修医教育に慣れている方ばかりで、簡単な手技や病棟業務も嫌な顔一つせずに熱心に教えてくださるので、研修医になったばかりの4,5月もあまりストレスを感じることなく過ごすことができました。
好生館では指導熱心な先生やスタッフの方々のもとで、多くの同期たちとともに楽しく、充実した研修ができます。研修先を迷っている医学生の方は、ぜひ一度、好生館に見学に来てみてください。病棟で一生懸命に患者やカルテと向き合ったり、医局で肩の力を抜いて一息ついている研修医の姿が見れると思います。
私も好生館研修で思い残すことが無いように、残り少ない月日を大事に過ごしたいと思います。非常に拙い文章で恐縮ですが、好生館での研修の様子が少しでも伝われば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。