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山崎 温詞

初期研修医2年目の山崎 温詞と申します。

初期研修も終わりが近づいてきている中、好生館での日々を振り返りつつ、この研修医体験記を書いていきます。

好生館の研修でよかったことといえば、多くの人が書いているように、総合当直という制度が挙がるでしょう。外来診察といえば、上の先生がしている後ろ姿を思い浮かべる人がほとんどだと思います。「自分はまだそのようなレベルに達していない」、「外来なんて知識のある先生がやるものだ」と私自身も思っていました。

しかし総合当直で一足先に外来デビューをすることによって考えが変わりました。実際に自分が患者さんを一から診て、行うべき検査、治療方針を考えることでその病気の知識がグンと深まります。自信がないと思っている人も数多くいると思います。しかし、当直は一人で行っているわけではなく、困ったときに助けてくれる先生ももちろんいます。

失敗は経験したくないですが、人は誰しも失敗します。その経験が早いか遅いかです。そして、良かれ悪かれ失敗の経験はその人の心に深く残ります。自分が将来診療していく中で「そういえばこういう患者さんでこういう疾患の人がいたな、これも一緒に調べておくか」という経験が、一人の患者さんの命を救うこともあります。そういう経験は早いうちに行っておくべきではないでしょうか。

それに研修医の仲がとてもいいことも、好生館のいいところの一つです。
研修医だけの医局が設けられており、日々様々な話がいたるところで行われています。まじめな話から雑談まで、和やかな雰囲気が広がっています。自分が精神的につらかった時、仲間たちにはたくさん支えられました。この同期や1年目の先生たちも好生館での研修生活のかけがえのない財産です。

長々となってしまいました。好生館のいいところはまだまだあります。長さの関係上割愛させていただきますが、知りたいと思う方はぜひ病院見学に来て、肌で感じていただければと思います。

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