田中 康平
初期臨床研修医2年目の田中 康平と申します。
僕は基幹型プログラムで2年間、佐賀県医療センター好生館で研修を行いました。他施設のことは分かりませんが、好生館での研修についてお伝えしたいと思います。
好生館病院は、佐賀県の3次救急病院で病院規模は非常に大きいです。そのため、内科、外科、マイナー科のいずれを志望している人でも研修病院としておすすめできます。好生館にない科はほぼなく、2年間の研修でジェネラリストとしての幅広い知識を身につけることができます。
特に全員にローテートを勧められる診療科として感染制御部(感染症内科)があります。尿路感染症や胆道感染、月によっては感染性心内膜炎、髄膜炎などの症例が経験できます。外科内科問わず、抗菌薬の適正使用について深く実践的に学ぶことができるため、研修としては大変な面もありますが、2年間好生館で研修するならローテートすることをおすすめします。
また、研修内容以外で好生館の良いところは、寮と研修医医局の存在だと思います。寮はとても広く、きれいです。学生の時の病院見学で他の病院もいくつか見ましたが、寮に関しては好生館が圧倒的に快適だと思います。
研修医医局は他病院でもあるところも多いですが、好生館は研修医の人数も多く、先輩、後輩、同期と助けあって研修できます。
僕は九州大学出身で好生館での研修を選択しましたが、2年間充実した研修生活を送ることができました。2年間の研修を好生館で過ごしたことに2年目の1月である現在も後悔はありません。現在研修先を検討している医学生におすすめできる病院であると思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。