南 優希
基幹型研修医2年目の南 優希と申します。
私は2019年から2年間基幹型プログラムで研修を行いました。その中で感じた当館での研修でのメリットについて記載したいと思います。
1.研修内容
1年目と2年目の研修医がwalk-inで受診した患者さんのファーストタッチをする「総合当直」の制度は私が研修先に好生館を選ぶ際に一番の理由となった点であり、実際の研修でも一番勉強になったと感じる制度です。三次救急病院である好生館にはwalk-inでも軽症から重症まで様々な疾患の患者さんが受診されます。時にはひやりとする経験もありましたが、さまざまな疾患の初療にあたることで学ぶことはとても多かったです。
また、日々の研修に関しても、熱心な指導医の先生のもとでCVカテーテル挿入やエコーなど様々な手技に取り組ませてもらえたり、各科の疾患について理解を深めたりすることができました。
2.環境面
好生館の研修環境はとても充実していると思いますが、その中でも研修医医局は非常に充実していると思います。研修医のためだけの医局であり、デスク、電子カルテも一人一台与えられているためストレスなく仕事をすることができました。
また研修医みんなが集まる場でもあるので、同期がその日学んだことを還元してもらったり、つらいときやきついときにも相談できたりする空間でもあり、ほっと出来る空間でした。また、隣接している宿舎に関しても、比較的新しく十分な広さがあり、なおかつ病院と渡り廊下でつながっているため、雨の日も風の日も雪の日もストレスなく通勤できる点は利点だと思います。
3年目以降に即戦力として働けるようになりたいと思い好生館を選びましたが、1年目の4月は初めての末梢静脈路確保、救急外来の問診・診断、輸液の選び方など、何もできない自分に打ちのめされる日々でした。今もしっかり働けているかと問われると、医業の道はとても長く険しく、とても自信を持ってイエスとは言えません。それでも1年目の4月にできなかったことがひとつずつできるようになっていることがもっと頑張ろうと思う原動力になっています。
好生館の研修プログラムはそんなひとつひとつの積み重ねの機会をたくさん提供してくれ、上級医の先生方や先輩、他職種の皆さんも優しく熱心な指導でできることを増やす手助けをしてくださいます。
そのような環境で、きっと充実した研修生活を送ることができると思いますし、私自身は好生館で研修してよかったと思っています。
少しでも好生館での研修が気になった方はぜひ病院見学にいらしてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。