古川 寛
初期臨床研修医2年目の古川 寛です。好生館「基幹型プログラム」で2年間、研修をしています。
私は北九州市出身で、佐賀大学医学部に入学しました。研修後、地元に帰るため九州大学に入局するか、佐賀大学に入局し佐賀に残るかを迷っていました。
好生館は主に佐賀大学と九州大学の関連施設であり、それぞれの医局について先生方から話を聞いたうえでどちらの道も選択できると考え、好生館での初期臨床研修を選びました。
好生館では、common diseaseを中心とした様々な症例を経験でき、たくさんの手術にも入らせていただきました。先生方も熱心に教えてくださり、ひとつの科をまわる研修医も1~2人と少数のため、充分な症例数があり多くの経験も積めると思います。
医学生の皆さんが研修先の病院を決める際には、大学病院にするか市中病院にするか、研修医が多い病院にするか少ない病院にするかなど、いろいろなことを考えると思いますが、「どこで研修するのが一番良いのか」という問いの答えはなく、どこを選んでも一長一短あり、全てを兼ね備えている病院・環境はないと思います。
今、1年半の初期臨床研修を終え、研修生活における最も重要な要素は、やる気がある研修医の同期、先輩、後輩が自分の周りにどれだけいるかということではないか、と感じています。
研修生活では、時に苦しいこと、つらいことがあると思います。周りを見渡したときに夜遅くまで残って仕事をしている同期、先輩、後輩をみると自然と意欲も湧いてきますし、他大学出身の優秀な同期の姿をみると焦る気持ちや自分ももっと努力しなければという気持ちが自然とわいてきます。
私の同期には、佐賀大学、九州大学、久留米大学、宮崎大学など、様々な大学出身の人たちがいます。自分と違う大学出身の人との出会いがとても良い刺激となり、充実した日々を過ごしています。
やる気がある研修医が多く、またそういったやる気を引き出してくださる環境、先生方のサポートのととのった好生館を選んで、本当に良かったと思います。
あくまで個人的な考えですが、研修先に悩んでいる方の少しでも助けになれば幸いです。もし興味がある方はぜひ、見学にいらしてください。