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竹内 千洋

好生館の研修の特色は、これまでの研修医の皆さんが書かれているので、私個人の考えを体験記として書きたいと思います。

研修先を決めるにあたって重視した点は、①同期の研修医の人数、②市中病院>大学病院、③母校出身者がいる、④異なる大学出身者がいる、⑤総合当直の5点です。

①は、研修医2、3人と少ない病院では人間関係がうまくいくか心配であり、反対に大学病院ほどの規模では同時に同じ診療科に複数研修医がローテートしていると、担当する患者さんの人数が少ないのではないか、と考えました。実際に働いてみると、同期の存在は何より頼もしく、この条件を一番に考えてよかったと思います。
②は、将来進む診療科を決めていなかったので、common diseaseを中心に色々な診療科を見たかったという理由です。
③は、実際に研修医として働いた先輩から情報が聞けたり、大学の同級生と一緒に働くことができたりと、働き始めるにあたって不安なことも多いかと思いますが、その点心強かったです。ですが、④は母校以外への入局も視野に入れている場合は、他大学の情報が聞ける点でよいと思います。
⑤は、もちろん臨床能力が試されるという点がよい面ですが、それだけでなく外来診療をするときに優先順位や緊急度を常に考えなければならないことも学ぶことができました。また、外来で他の先生がどういう診療をしているのかを見る数少ない機会であると思います。

好生館での研修も残り少なくなってきましたが、一緒に働く人、設備、環境に恵まれ、2年間の研修先に選んで本当によかったと思える職場でした。好生館で働きたいと思われている方にとって少しでも参考になれば、幸いです。

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