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竹下 修平

今年4月より佐賀県医療センター好生館で研修を始め、早いもので約半年が経過しました。この半年で研修した科を簡単に振り返りながら、当院での研修を紹介できたらと思います。

4月~6月は救急科での研修でした。研修医は6人で、6人で研修医当直を回します。主なものとして朝夕のカンファレンス、回診、救急車・ドクターカー・ドクターヘリの急患対応、病棟(救命センター、ICU)などの業務があります。4月の最初は何もわからず、何もできず戸惑いましたが、最初に救急で研修することは軽症から重症までさまざまな患者の初期対応を学び、基礎的な手技を幅広く経験できるという面でよかったのではないかと思っています。 
7月~9月は外科ローテートでした。外科は手術がメインとなります。研修医が自分1人だったこともありいろいろな手技を経験でき、また虫垂切除やLap-Cなどの手術も経験させていただきました。忙しい中でもやりがいのある3ヶ月でした。
そして今月(10月)は循環器内科で研修しており、これからの半年は1ヶ月ずつ内科をローテートしていきます。

好生館の研修で特徴的なものに総合当直や研修医勉強会があります。月に4、5回夜間または休日の総合外来の当直があり、そこでさまざまな症例を経験できます。月に2回の研修医勉強会は各科の上級医の先生方の講義やほかの研修医の症例発表など、貴重な勉強の場になっています。

私は好生館での研修には大学病院と市中病院の中間のような印象を持っています。上級医の先生の人数も多く、カンファレンスや講義など深く勉強できる機会に恵まれています。さらに市中病院のような忙しい総合当直や救急当直や、普段の業務の中でも様々な手技を経験することができます。しかし反面、どちらも中途半端に終わってしまう可能性もあると思います。病院は私たちが研修する環境を整えてくれますが、その研修を有意義なものにするかどうかは本人のやる気や努力次第です。好生館での研修もあと半年となり、中身の濃い研修ができるように、この原稿を書きながら身が引き締まる思いです。

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