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奈良﨑 泰典

早いもので好生館での研修を始め半年以上の時間が経ちました。この研修医体験記も多くの研修医の先生が執筆されており、改めて目を通してみると個性あふれる生き生きとした文章が並んでいます。ただ、先生方の魅力を伝えるには実際にこの病院に「来て・見て・感じて」いただくのが一番かと思います。

さて、医師として働き出した半年間という時間ですが、この世に生を受けた子供が多くの刺激を受け、生きるための術を体得するのと同じような感覚を受けています。実際には医療の自己研鑽に終わりがないことは自明の事実ではありますが、自分の無力さや学びの感動を得て一歩一歩成長できればと思います。その成長の中ですばらしい上級医の先生方やコメディカルの方々、研修医の仲間たち、そしてcommon diseaseから解決の糸口がつかめないような病気をお持ちの患者さんが我々を指導してくれます。
特に研修医は1つの医局にみんなで集まってわいわい討論をしたり、飲み会の日取りを決めたりしています。症例や上級医の数は大規模病院には及びませんが、尊敬できる同僚に囲まれて研修をできるというのは、忙しい研修生活を送る中で重要なことだと思っています。

初期臨床研修においては「どこ」で研修するかではなく、「なに」を学びたいのかが大切だと思います。この好生館は様々な刺激にあふれており、子供のような限りない好奇心を持って何事にも取り組むことができる方であれば、きっとすばらしい研修ができるものと信じています。

総合当直の合間にこのつたない文章を書きましたが、残りの研修期間を考えながら自分の目標や進路を考えています。
そろそろ、総合外来に患者さんがいらっしゃる頃でしょうか?
町中では研修医のみんなが月一回の飲み会を始める頃です。

何はともあれ、まずは病院にきてみてください。

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