穴井 智
「好生館での研修を振り返って」
好生館で働き始めてから1年半が経ちました。勤務初日、第1希望であった好生館で働けることをとても嬉しく思っていましたが、COVID-19のパンデミックと共に初期研修が始まり、不安でいっぱいだったのを覚えています。今もまだまだ未熟ではありますが、来年以降の進路も決まり、後期研修に向けて勉強の日々を送っている所です。
まだまだ先だと思っていましたが、自分もとうとうこのブログを書く順番が回ってきました。これを読んでいるのは研修先を迷っている医学生の方がほとんどだと思いますので、その方々の参考になれば幸いです。
以下、好生館の主な特徴を雑記します。
- ほぼ全ての診療科があり、好きな期間、研修することができます。精神科は入院が無いため、外病院(肥前精神医療センターなど)です。
- 内科6ヶ月、外科1~2ヶ月、救急科3ヶ月、小児科・産婦人科・精神科・地域医療が各1ヶ月に加え、麻酔科2ヶ月必須です。そのため他病院と比べると自由期間は少なめかも。
- 「ハイパー」〜「ハイポ」で言うと、「ハイプ」。科によっては「ハイピー」。
- 総合当直は、初期臨床研修医が主役。最初は怖かったですが、徐々に出来ることが増えてくると楽しいです。診断や処置で困ったらいつでも上の先生に相談できます。看護師さんや放射線技師さんも心強い存在です。
- 夜の当直は準夜、深夜の二交代制。深夜当直明けは午前中で帰れます!
- 研修医専用の医局があり、一人につき一台のデスクと電子カルテ用のPCが確保されています。仕事でのQOLが全然違うし、仲間が常に周りにいてくれます。
- 研修医勉強会が月に2回くらいあります。お薬説明会(お弁当あり)+研修医の症例発表等+上の先生の講義の3本立て(計1〜2時間位)。とても勉強になります。
- 基幹型でも短期間ですが大学病院に研修に行けます。入局予定先を回っとくのも大事です。
- 給料は、そこそこ良いです。人によるかもですが(笑)、使い切ることはほとんどありません。
- 宿舎が綺麗、安い、1DK。医局と同じ建物の中にあるので通勤・帰宅は自由自在です(笑)。
ここで伝えられるのは、あくまでも全体の一部分です。この文章を読んで少しでも好生館に興味が沸いた方は是非とも見学に来て、研修医の生の声を聞き、雰囲気を感じて頂けたら嬉しいです。
研修先を選ぶ上で重要なのは、選択肢を狭めないことだと思います。様々な病院を見ていろんな人の話を聞いて、自分に合った病院を見つけてください。応援しています。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
佐賀県医療センター好生館 基幹型プログラム所属
初期臨床研修医 穴井 智