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永島 瑛帆

 初期臨床研修医2年目の永島 瑛帆と申します。

 私は基幹型プログラムで2年間、佐賀県医療センター好生館で研修させていただきました。

 佐賀県医療センター好生館は450床を有する佐賀県の3次医療機関です。ほとんど全ての科が揃っており、外科や内科いずれの科を志望している方でも研修病院としておすすめできます。

 特に、好生館の研修プログラムの特徴として、内科を1ヶ月単位でローテートすることができます。学生の頃は、「1ヶ月では慣れるだけで終わってしまうのではないか」と不安に思っていましたが、実際に経験してみて、もちろんもう少し学びたいと思った科もありましたが、短期間で複数の診療科を回ることで幅広い知識を身につけることができたと思います。数ヶ月学ぶ方に比べると浅い知識ではありますが、その分短期間で吸収しようと努力できたと思いますし、救急外来で診療する際の糧になっていると感じています。

 また、物足りないのであれば、2年次に再度選択することも可能です。

 どの診療科も上級医の先生方の指導は熱く、大変勉強になりましたが、私が選択した診療科で申し上げると、特に感染症内科・肝胆膵内科・形成外科はおすすめです。

    • 感染症内科:感染経路や患者背景を考慮しつつ、抗菌薬の適正使用に関して論理的に学ぶことができます。知らない知識がたくさんあり、研修中は大変ですが、研修前後で大きく成長したと感じることができます。何科に進んでも活かせる知識です。
    • 肝胆膵内科:病棟診療も行いつつ、午前中は腹部エコー検査を実践的に学ぶことができます。まずは1人で検査を行い、その後上級医に再度評価をしてもらいfeedbackしていただけます。救急外来では侵襲度の低いエコー検査は、必須な手技です。
    • 形成外科:縫合の基本的なやり方を学び、また熱傷や糖尿病性足壊疽、蜂窩織炎など救急外来でよく目にする疾患の対応に強くなることができます。

 その他の特徴として、夜間・祝日の総合当直があります。こちらは他の研修医の先生方もおすすめしていますので、割愛させていただきます。

 また、研修医だけの医局があり、電子カルテ用パソコンも11台あります。医局には勉強できる本もたくさんありますし、もっと専門的な雑誌は図書室にも用意されており、自己研鑽を積むこともできます。研修棟3階にはシミュレータ室もあり、気管挿管や中心静脈カテーテル挿入、腹腔鏡手術など、手技の練習も可能です。

 このように研修環境としては最高の場所であると感じています。好生館で2年間学ぶことができ本当によかったと感じています。

 拙い文章ではございますが、少しても好生館の魅力が伝わると幸いです。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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