森田 将平
みなさん、こんにちは。初期臨床研修医(基幹型プログラム)2年目の森田 将平です。
このページをご覧の方は研修先を選ぶ医学生の方が多いと思いますので、好生館の魅力を紹介したいと思います。
少し自己紹介をすると、出身大学は茨城県にある筑波大学という所なのですが、地元に戻って医療に携わりたいという気持ちもあり、好生館に出逢いました。2週間の救急診療部での学生実習を通して、急性期治療と好生館に魅力を感じ入職しました。
好生館の魅力の話に戻ります。ずばり、研修の充実度が高いのが魅力だと思います。研修の忙しさと充実度は全くの別物だと思いますが、個人的には好生館の忙しさは普通~ややガッツリ寄り(つまりはほどほどで丁度良い!)で、充実度は120/100点です。病態生理を考え治療方針を決定するチームの一員として参加する、手技を任せてもらえる/充分な指導体制がある、外来を通してcommon diseaseを数多く経験できる/red flagsを学ぶことができる点が、この充実度につながっていると思います。
①病態生理を考え治療方針を決定するチームの一員として参加する
他の研修病院では末端としての事務作業がメインとなってしまうこともあるようですが、好生館では目の前の患者さんに何が起こっているかを考え、それをどうやって評価し、どうアクションを起こすかを上級医の先生と一緒に考える機会も多いです。その中で教科書通りではなく、複数の病態が複雑に絡まり合っているケースにかなりの頻度で遭遇し頭を悩ませることも多いですが、その分、今後の力になった2年間だったと思います。
救急診療部、集中治療部・ICU、循環器内科、感染制御部での研修で、特にこれを感じることが多かったように思います、もしローテーションで迷っている方がいらっしゃれば、おすすめです(好生館では特に、2年目で集中治療部・ICUと感染制御部を回らないという選択肢はないと思います!笑)。
②手技を任せてもらえる/充分な指導体制がある
初期臨床研修医の手技は多くありますが、採血・静脈路の確保から、動脈圧ラインの確保、中心静脈カテーテル挿入、腰椎穿刺、心嚢液穿刺、気管挿管、上部消化管内視鏡、気管支鏡、胸水穿刺/胸腔ドレナージ、各種超音波検査(経食道心エコーを含む)などなど、もちろん事前学習は万全な状態でですが、侵襲の高い手技に関しても指導医の先生についていただいて経験することができます。症例数も多く、初期臨床研修医同士での取り合いもありません。特に集中治療部・ICUの研修では、数多くの手技を経験しました。
事前学習に関しては、シミュレーターでのハンズオンをやったり、月2回程度の勉強会でレクチャーがあったりと、充分すぎる指導体制です。
③外来を通してcommon diseaseを数多く経験できる/red flagsを学ぶことができる
まだまだ自分自身勉強の途中ではありますが、common diseaseをそれなりに経験することができ、思考の順番とヤバそうだという直感を入職時よりは身に付けることができたと思います。それでもアナフィラキシー・ショックやSMA解離などが歩いてくることもあり(自分は経験がありませんが、大動脈解離や心筋梗塞も!)、ビビりまくる毎日ですし、上の先生には日頃より大変お世話になっています。
魅力をざっと列挙しました。藤田センター長は「九州一の穴場研修病院」と以前銘打っておられましたが、自分にとって好生館は「恩師に出逢う研修病院」でした。アグレッシブで熱心に指導くださる先生方が多く、自分自身も藤田センター長をはじめとして、集中治療部の三溝部長・古賀先生、救急診療部の岩村部長・小山先生・松本先生・甘利先生・吉富先生、循環器内科の挽地センター長・吉田部長、心臓血管外科の里部長、感染制御部の福岡部長、麻酔科の三浦部長、その他ここでは書き切れない程多くの先生方・コメディカルの方々にお世話になりました。
医師として最初の2年間を多くの恩師に出逢い、良いスタートを切れたと確信しています。この場を借りて、お礼申し上げます。
このページをご覧の方も是非、好生館で充実した研修を送りませんか。きっと、皆さんにとって影響を与える恩師にも出逢えると思います。
以上、長文をご覧いただき、ありがとうございました。