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平野 貴之

 協力病院-九大病院プログラム、研修医1年目の平野 貴之と申します。

 時間が経つのは早いもので、1年目の研修も残り3カ月を切りました。今回、この文章を書くにあたり、今までの研修を振り返ってみると、恵まれた環境で学ぶことができたと思います。今回は、好生館の研修でよかったと思う点を紹介させていただきます。

 第1に、様々な症例を経験できることです。
 好生館では、それぞれの科の研修以外に総合当直を行います。総合当直では1年目の研修医と2年目の研修医がペアを組み、walk-in 症例をみることになります。総合当直では、腹痛、発熱、外傷などの様々な症例を経験することができます。実際にいろんな症例を経験することは、自分のスキルアップにつながったと思います。
 ペアを組んだ2年目の先生方は頼りになる方ばかりで、様々なことを教えていただきました。困った際には上の先生方にもオンコールで相談させていただくことができました。お休みの時間であるにも関わらず、先生方に対応していただき、大変ありがたかったです。それぞれの科での実習では、先生方が様々なことを教えてくださり、大変勉強になりました。

 第2に、病院の"空気"がよかったところです。
 病院での業務では、看護師、救急救命士、技師、栄養士、ソーシャルワーカーなど、様々な職種の方々と接する機会がありました。医師としても社会人としても1年目で至らない点が多いですが、様々な人の助けを経て1年目の研修も残りわずかとなるまで頑張ることができました。患者様方もやさしい方が多く、こちらが力をいただける場面も多かったです。
 このように人とのコミュニケーションの大事さを学べる機会が多かったのは、病院全体の雰囲気がよかったからだと思います。

 最後の良かった点としては、学習の機会が多かった点です。
 好生館では様々な研修会が開かれており、大学での学習では学べなかったことを学べました。講習会は e-learning で視聴することができ、ありがたかったです。また、研修医勉強会では研修医の発表や館内講師のレクチャーがあり、より多くのことを学ぶことができました。

 つたない上に長文となりましたが、好生館での研修はいい環境で様々なことが学べ、いい研修だったと思います。好生館での研修をお考えになっている方は、ぜひ見学にいらしてみてください。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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