古川 くるみ

　佐賀大学たすきがけプログラム研修医2年目の古川　くるみです。

　私は１年目佐賀大学、２年目好生館で研修をしました。私が実際に研修して感じた好生館の魅力をお伝えします。

■総合当直（ walk-in 外来）

　他の多くの研修医も好生館の魅力として挙げていると思います。
　好生館では、時間外の walk-in 外来に来た患者さんを、問診、診察、検査、診断、処方まで、初期臨床研修医で対応を行います。1年目と2年目がペアとなるため、完全に一人で診療する事はありませんが、私は1年目が佐賀大学で当直の経験がなかったため、2年目が始まるとき、この総合当直は本当に緊張しました。
　病棟での診療では基本的に上級医の先生と行動するため、特に手技に関しては、初めてや自信がない場合には直接指導して頂けることが多いです。しかし、総合当直はそうはいきません。（もちろん、悩んだ場合に相談できる各科オンコール体制は整っていますが）「初めてだから」「研修医だから」で逃げることが出来ないからこそ、必然的に自分の判断に責任感が芽生え、日々の勉強のモチベーションにもなります。悩んだ症例こそ、学ぶことはとても多いです。

■研修環境

　好生館は研修医も多く、各科の先生方も研修医の指導に慣れていらっしゃるため、丁寧に指導して頂けます。また、研修医にも一人１台の電子カルテが与えられているため、とても仕事がやりやすいです。研修医同士の仲もよく、本当にいい雰囲気の中、研修できます。

　これ以外にも好生館にはたくさんの魅力があるので、ぜひほかの研修医ブログにも目を通してみてください。

　この研修医ブログが、進路を悩んでいる医学生の皆さんの選択の手助けになればと思います。